日本を代表する陶芸家、辻村史朗の作品。
20年ほど前に入手した井戸ぐい呑です。

1947年生まれの辻村史朗は、1971年日本民藝館で出会った名もない大井戸茶盌に魅せられ、24歳の頃に作陶の道に入りました。
その後、人里離れた奈良の山奥に住処と窯を自らの手で建てて以来、独自の創作活動に打ち込んできました。
辻村史朗の表現は焼きものにとどまらず、絵画や書などにまで及びます。
日本だけでなく海外からも高く評価され、メトロポリタン美術館やボストン美術館をはじめとした数多くの美術館や博物館で作品が所蔵されています。

昨日よりも良いものを作りたい‥‥
ひたすら土と向き合い、作陶に没頭する作家の熱いものづくりへのこだわり、探究心は手にした時に感じていただけると思います。
土のしっとりとした感触、手にそっと馴染む理想的な持ちやすさ、360度じっくりと鑑賞したくなるその佇まい、造形美を充分に感じていただける作品です。

木箱に入れ大事に保管しておりました。
年月は経ちましたが、古さは全く感じられず美しく大変貴重だと思います。

国内外にコレクターを多く持つ辻村史朗氏。
作品の魅力を理解し大事に使っていただける方にお譲りしたいと思います。

未使用なので美品ですが、中古品であることにご理解いただけますようお願いいたします。

共箱、共布、略歴書付き。


主な作品所蔵美術館

アメリカ クリーブランド美術館・ミネアポリス美術館
ブルックリン美術館・フリーア美術館
メトロポリタン美術館・サンフランシスコ美術館
カンザス大学付属美術館・ノースキャロライナ美術館
ボストン美術館・クラーク財団・バーグ財団
ドイツ フランクフルト工芸美術館・ベルリン美術館
スウェーデン ストックホルム美術館
日本 裏千家茶道資料館・MIHO MUSEUM


種類···酒器

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