鈍い光をたたえる渋くてお洒落な真鍮のデスクランプ

明治30年創業の真鍮鋳物メーカー「二上」とプロダクトデザイナー、大治将典氏がコラボレーションして生まれた真鍮の生活用品ブランド、「FUTAGAMI」。使うほどに味わい深く馴染んでゆく真鍮という素材の魅力を生かした人気のインテリアのラインナップに新しく加わったスタンドライト。なんともレトロな面持ちですが、外装パーツ全てがメッキや塗装ではなく、真鍮そのものでできているという、ありそうでなかったデスクランプ。使い込むほどに深い色味に変化し、風合いを増してゆく真鍮素材ですが、鋳肌の美しい風合いと使い込む前から鈍く独特の光をたたえたスタンドライトは存在感もひとしお。共に歳を重ねてゆきたい味わい深い照明です。
シェードの角度はつまみをゆるめて調整できます。

FUTAGAMI（フタガミ）

使えば使うほど表面が酸化し、独特の味わいが出て馴染んでいく素材「真鍮」。その素材感の魅力を引き出す「二上」の高い技術と大治将典氏のデザインが出会い、鋳造の生活用品ブランド「FUTAGAMI（フタガミ）」が誕生しました。
従来、その光沢性から研磨仕上げが殆どだった真鍮の素地を活かすという新しい発想で生まれたFUTAGAMIは、経年変化してゆく鋳肌の色や質感をそのままに表現した鋳物のシリーズ。耐蝕性に優れ、時間とともに渋く、味わいのある質感へと変化する鋳肌の独特の風合いを楽しみ、長く使い込むことのできる生活用品のブランドです。

株式会社二上

富山県高岡市にある明治30年創業の真鍮鋳物メーカー、二上（ふたがみ）。高岡銅器の代表的な製品である仏具の“輪灯"の製作で培った高度な鋳物技術を活かし、真鍮地金の配合や砂型の工夫により鋳物特有の気泡や巣の発生を抑え、削りしろのない鋳肌をそのまま活かした真鍮素地仕上げを実現しました。研磨、着色等の加飾を施さない今までになかった鋳物のシリーズ「FUTAGAMI」の開発により、経年変化を楽しむことができる真鍮素地の持つ魅力を日用品という新たな形で発信します。

大治将典

1974年 広島県生まれ。広島工業大学環境学部環境デザイン学科卒業後、建築設計事務所、グラフィック事務所を経て、1999年「msg.」(エムエスジー)を設立。その後拠点を東京に移し、2007年「Oji & Design」に社名変更。「様々なことが、穏やかに、気持ちよく繋がっていくデザインを日々考え、ものづくりに携わっている」という大治将典氏のモノ作りは、生活用品のデザインを中心に、製品のデザインからパッケージ、グラフィックに至るまで、メーカーの作りたいもの、得意な技術など、製品の生い立ちを生かした総合的なデザインに定評があります。ダイソンデザインアワード優秀賞、コクヨデザインアワード優秀賞など数多くの賞を受賞し、2009年に「FUTAGAMI」でInterior Lifestyle Awards オールアバウトスタイルストアアワードを受賞しています。

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古き良き時代を彷彿させるような渋好みのデスクライト

ユーズドでもアンティークでもないのに、一台でこれほど雰囲気のあるデスクランプに出会ったことがありません。熟練の職人さんたちの技術で生まれる鋳肌の素朴な風合いもさることながら、古い蓄音機を彷彿とさせるデザインにもぐっと来ます。このデスクランプのための書斎を用意してあげたいほど素敵なランプですが、ほんの小さなスペースもお気に入りのコーナーに変えてくれそう。カウンターやコンソール上のランプとしてはもちろん、ほんの小さなスペースもお気に入りのコーナーに変えてくれそう。悠久の時を刻む、どこか懐かしくも新しい、絵になるデスクランプです。（sae）