角溝規制以来、ウェッジのフェースにはスピン性能を高める様々な工夫が施されてきた。現在、ルールギリギリの溝やその間を埋める高度なミーリングが主流となっているが、いまやその効果も上限近くまで来ている。ロマロでは、溝の加工以外でもスピン性能を高める可能性を追求。たどり着いた答えは素材を軟らかくすること。それが、「ハイパー・ヒート製法(hyper-heating process after molding)」。ヘッドを成型後に溶解するほどの高温で熱し、フェース面の硬度を極端に下げる製法。素材本来の硬さを軟らかくすることで、これまで以上に柔らかな感触を実現。ボールがフェースに乗るより柔らかな感触が、球持ちの良さとスピンの掛かりやすさを格段に向上させた。粘りある吸い付くような打感・打音は言うまでもなく、スピン性能、方向安定性、操作性、許容性等、ウェッジに求められる性能進化に大きく貢献している。
素材は軟鉄の中でも柔らかいS20C軟鉄。ヘッドを成型後に溶解するほどの高温で熱するロマロ独自の「ハイパー・ヒート製法(hyper-heating process after molding)」は、これまで以上にフェース面に柔らかな感触を生み出した。ボールがフェースに乗る非常に柔らかな感触が、球持ちの良さとスピンの掛かりやすさを向上させ、厳しいライからも安定したスピンを掛けて、しっかりボールをコントロールする操作性に貢献している。
ロマロ初となる全ロフト、同重心距離設計のウェッジ。全て同じタイミングでフェースローテンションがおこなえるので、ロフト間の飛距離差や方向のバラツキを劇的に改善。また、打点に近づけた長めの重心距離が、フェースの極端な開閉を抑え、フェースコントロールや方向の出しやすさに貢献。
ソール全体をトゥヒール方向にラウンドをもたせながら後方を大胆に落した、「ダブルバウンス設計のマルチコンタクトソール」。フェースがスクエアの時はバウンス効果を程よく発揮し、開いた時にはバウンスを抑えて、リーディングエッジが浮くことなく、クリーンにボールをコンタクト。ショットバリエーションが豊富で球筋を操作するプレーヤーに向けて、ワイドソールがヘッド挙動の安定性とミスの許容性を高める。様々なライコンディションから自在なヘッドコントロールで狙い通りの球筋を生み出す。
■ヘッド
フェースを開いた時とスクエアな時でバウンス効果が変わる。多彩な技に応えるマルチスピンウェッジ
■シャフト
3年以上の歳月を費やして開発したNEWダイナミックゴールドシリーズ(DG95/DG105/DG120)は、素材、熱処理、当初独自のシャフトの肉厚を複数個所で変えるVWT(バリアブル・ウォール・テクノロジー)や新たなステップパターンを採用する事で、従来品のダイナミックゴールドと同等のフィーリングとさらなる性能の進化を実現しました。