三美人とは寛政期に実在した評判の美人娘たちのことで、その美人に見立てて描かれた国芳の作品のようです。
「風俗を乱すという理由から一般人の名前を浮世絵に刷り込んではならない」という浮世絵に関するお定めが当時あったようでお名前は刷られていませんが、当時であれば「松竹梅の松」と言えば誰のことを指すかは明白であったのかもしれません。そんな当時の浮世絵師と庶民の状況を想像するのも楽しい作品だと思います。
上と右下に小さな破れ、また全体的に縁に細かい欠けがございますが、絵そのものには影響のない箇所になります。

他にも多数の浮世絵を出品しておりますので、是非ご覧ください。

種類···浮世絵

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